ワインで煮込む料理

ワインの効能

 

 

ワインを知らない人はいないと思いますが、ワイン(wine)は、主にブドウの果汁を発酵させたアルコール飲料で、葡萄酒ともよく呼ばれます。

 

 

白ワインは主に無色に近い色調から黄色みを帯びたワインのことで、透き通った赤や濃い紫、赤褐色のワインが赤ワインと呼ばれます。赤ワインは傾向として白ワインよりもタンニンを多く含んでいて渋みがあり、黒ブドウや赤ブドウを原料にその果実を丸ごとアルコール発酵させるのが特徴です。

 

 

さて、表題にあるワインの煮込み料理ですが、フランスでは欠かすことのできない代表的な料理方法です。料理などにワインを煮込んで使うのはいろいろな効果があるからで、まずはワインに限らないのですが、アルコールは肉類を柔らかくする効果があることで、特にその中でもフランス料理で伝統的に赤ワインやビネガー(ワイン酢)をよく使うのは、ポリフェノールの抗酸化力で料理を劣化させにくくする保存的な意味もあったと考えられています。

 

 

このポリフェノールが有名になったのは、フランス人が動物性脂肪やチーズなどの脂肪分を多く摂取しているに、心臓病や、脳梗塞、動脈硬化で死亡する確率が低いという事が明らかになってからのようで、そこでフランス人に馴染みの深いワインの存在が注目され、ワインの成分であるポリフェノールの効果が発表されるようになりました。

 

 

更には胃液の分泌を促進して肉類の消化を良くする働きもあります。こうした健康面だけではなく、ワインにはうまみ成分のアミノ酸が含まれているので、料理の味を美味しくする効果もあります。これは注目しないわけにはいきません。